ゲンゲンバッハ

ドイツ南西部に広がるシュヴァルツヴァルト地方は、
密集した唐桧(トウヒ)の木によって黒く見えることから、黒い森地方とも呼ばれています。
ライン川の西はフランス、南はスイスと国境を接しているこの地方に、ひっそりと佇むのがゲンゲンバッハの街です。
素朴でありながら立派な木骨造りの家が建ち並び、風情のある石畳が迷路のように入り組むゲンゲンバッハの街は、
中世の雰囲気がそのまま残り、ロマンチックな宝石のような街などと称えられています。


マルクト広場に面しているバロック様式の市庁舎(左)


市庁舎前に広がるマルクト広場(左)と周辺の木骨造りの建物


マルクト広場のレールの泉の上に立つ街の英雄、シュヴェートの像(左)

左手には街の紋章が描かれた盾を、右手には帝国都市特権状を持つその姿からは、
神聖ローマ帝国から帝国自由都市の地位を与えられたゲンゲンバッハの誇りが感じられます。


ビルザウアー修道院をモデルにした聖マリエン教会(左)


街で最も高く強固な門で、博物館も兼ねるキンツィヒの塔(左)

古くから街の防衛に重要な役割を果たし、かつてはキンツィヒ川の河川交通の監視や
来訪者からの税金の徴収、時計台として時刻を知らせる等の役目も果たしていました。


周辺の木骨造りの建物



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