マルクト広場

中世の趣を残す城壁都市ローテンブルクの街の中心にあるマルクト広場では、市議宴会館の壁面にある仕掛け時計が有名です。
仕掛け時計が動く時間になると、時計の両側の窓が開いて仕掛けの人形が動きますが、これはマイスタートルンクの伝説を
再現しています。マイスタートルンクとは、30年戦争(1,618〜1,648・宗教戦争)のおり、ローテンブルクを占領した皇帝軍が
市参事会員を斬首しようとしましたが、ワインをすすめられた皇帝軍のティリー将軍が、このジョッキを一気に飲み干す者があれば
斬首はやめようと言いました。当時のヌッシュ市長がこれを受け、見事に飲み干してこの窮地を救ったというものです。
仕掛け時計の窓が開くとティリー将軍とジョッキを手にしたヌッシュ市長が現れ、市長がワインを飲み干すという動きをします。


聖ヤコブ教会

聖ヤコブ教会はローテンブルクの中央教会で、現在はプロテスタントの教会になっています。十字軍が聖地エルサレムから持ち帰った
とされるキリストの聖血が祀られているため、中世以来、ローテンブルクは北アルプス以北で最も重要な巡礼地とされてきました。
教会内部には、ドイツの著名な彫刻家リーメンシュナイダーの作品である「聖血の祭壇」や画家フリードリッヒ・ヘルリンの
「十二使徒祭壇」があるほか、東内陣のステンドグラスや5,500本のパイプを持つパイプオルガンなどが見どころです。


プレーライン

プレーンラインとは、小さな広場という意味で、ローテンブルクで最も美しい一画と言われています。中世の街並みが
そのまま残るこの小広場は、昔ながらの木組みの家が並び、周囲の塔とともに童話の世界そのままの空間を作り出しています。


レーダー門

門の入口左右の丸みを帯びた小さい建物は、監視小屋兼税関として使われていたそうです。


城壁

ローテンブルクは、ブルク(城壁)と名前がつくとおり城壁に囲まれた街です。
ローテンブルクの城壁は1,380年に建設されたもので、総延長は約2.5kmあります。
城壁の上には屋根のついた回廊が設けられており、街を一周することができます。


街中の看板アート

ローテンブルクは、看板アートの美術館ともいわれています。
街を歩いていると軒先に吊り下げられた数々の看板が目にとまります。
ホテルやレストラン、パン屋さんや薬局など、そのデザインは実にさまざまです。
中世のころから現在にいたるまで残る貴重なものばかりで、
看板を取付ける高さ、場所、大きさなども統一されているそうです。
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