ブランデンブルク門

ブランデンブルク門は、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世の命により、
建築家カール・ゴットハルト・ラングハンスが古代ギリシャ風に設計し、3年の歳月をかけ1,791年に完成しました。
門はアテネのアクロポリスの入り口にあったプロピュライアの門を模した物で、
上部には彫刻家ゴットフリート・シャードウが制作した四頭立ての馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリアの像が乗っています。
門は元来、平和の勝利を記念する「平和門」としての位置づけでしたが、完成直後にナポレオン・ボナパルトによりベルリンは
征服され、ブランデンブルク門はナポレオンのパレードの舞台と化し、ヴィクトリア像はフランスへ戦利品として持ち去られました。
しかしその後、ナポレオン戦争でプロイセン軍がパリを占領した際、ヴィクトリア像は再びベルリンに持ち帰られ門の上に戻されました。


イーストサイド・ギャラリー

ベルリンの観光スポットでもあるこちらの壁は、シュプレー川のすぐ隣にあるミューレン通りにあります。
オープンギャラリーとして開放されたこの壁では、21カ国118名ものアーティストによって描かれたアート作品を見ることができます。
数あるアートの中でも特に有名なのが、旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスシーン。
二人の男が熱い接吻を交わす「兄弟キス」または「独裁者のキス」と呼ばれる作品です。


瓦礫と化したベルリン市内

第2次世界大戦末のベルリン市内を映した写真が展示されていました。


ベルリンの壁跡とマリリンモンロー

撤去されたベルリンの壁の後には、壁が設置されていた期間を示すプレートが張られています。
また、レストランの店先には、今にも動き出しそうなマリリンモンローの人形が飾ってありました。


ベルリン大聖堂

ターコイズ色のドームが印象的なベルリン大聖堂は、ホーエンツォレルン王家の地下墓所を有することで有名です。
建物は第2次世界大戦末に、連合軍の爆撃によって破壊されましたが、1,975年から本格的な聖堂再建に入り
2,002年に現在のような新古典主義とバロック様式を併せ持つ、かつての美しい姿を取り戻しています。

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